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2007年7月23日 (月)

殺人の門

著者 東野圭吾 新潮文庫

なんだか、暗いストーリーですね。痛すぎて、ところどころ、読み飛ばしてしまいました。

この本を読んで、昔仲良くしていたKを思い出しました。天才的な詐欺男くんだったのですが、私は、きっと、この人、詐欺男くんなんだろうけど、もしも詐欺男くんでなかったらいいのにな~と思って付き合ってました。彼がいろいろな友人から借金して姿を消す直前まで仲良くしていました。(私は、彼から、どんな泣き言やもっともらしい嘘を聞いても、ビタ一文お金を貸したりしませんでしたが。。かなりの善良な友人が彼にお金を貸してしまいました。そして、姿を消してしまいました。やっぱりということでしたが、それでも、とても傷つきました)。

Kは初めて会ったときから、絵に描いたような理想の友人でした。困ったときにはいつでも相談にのってくれ、自分が望むような返答をしてくれて、ほっとするような、心の底から心配してくれているような態度や言葉をかけくれて、もしも、本当にこいつが、下心でもなんでもなく、こういう友だちだとしたら、この人は、きっと本当に神様のような人だと思って付き合っていました。。なので、冗談半分に、「もう~、態度が嘘っぽいですよ~、そんなこと言って、お金貸してなんていわないでくださいよね~」なんてふざけて言ったりして予防線まではったりしていたのです。

結局、案の定とでもいうのか、彼の言動には下心があったのですが、それでも、彼が友人からお金を引っ張る前にかける努力がとてつもないので、ちょっと気の毒に思ってしまうところが、ありました。これだけの才能と努力があったら、普通の会社で普通に働いても、おそらくかなりの地位になったに違いないのに。。と残念でならない、そんな友人でした。

オウムの麻原にも同じ印象を得ました。決して馬鹿ではないのに、また、人をひきつけるなにか特別な魅力があったと思われるのに。手段を間違えなければ多くの人に尊敬され、感謝される、ひとかどの人になれたかもしれないのに。。自分で多くの人に信頼される安らかな将来を台無しにしてしまいました。。

いずれにせよ、だまされてしまう人の存在が大きいです。

とってもとっても、凄く大好きな人がいたら、その人に絶対絶対お金などを渡して、詐欺などさせないように、だまされないようにしましょう。だまされないということで、その大好きな相手に嫌われるかもしれません。でも、そのだまされないという行為が、自分の大好きな人の将来を守ることにもなるのですから。

この作者の本を読むと、どうにも暗澹とし気分になってしまいます。。食べ合わせならぬ、読み合わせが悪いのかもしれません。。

 

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