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2008年4月28日 (月)

チベット考

長野での聖火リレーは人権に敏感な他国に比べると、大きな混乱もなく終わったと思う。日本人の人権に対する民度がこれで図られたわけではないと思うのですが。

(安保以降、多くの日本人は、デモなどの暴力や騒乱という手段では政治を変えることが出来ないことを学んでしまったので、、きっとじっと成り行きを見守っていたのかと思います)。

先日、インドに4ヶ月暮らし、ダライラマ14世とも実際に謁見し、チベットにも訪問したことのある友人にチベットの現状を少しだけ聞くことができました。それで感じたのですが、日本には、チベットの現状は全く正しく伝わっていないと思いました。。

中国政府側の言い分としては、、もともとカーストでは特権階級だった僧侶から、奴隷階級のチベット民族たちを解放した。。インフラなどの改善で、チベット民族には漢民族と同じような生活レベルの向上を約束している、、これだけ聞くと、「なんて中国政府はいいことをしているの」と思ってしまうような話を耳にしました。

チベット民族側の言い分では、中国では政府の主義主張を通すために、チベットでは、僧侶や信仰心の強いチベット民族に対する拷問や迫害をが数え切れないほど行われてきたという。。文化大革命のことを考えると、もともと特権階級に対する拷問や強制労働という人権侵害を行ってきた中国共産党ですから、チベット民族への迫害も、その歴史の一部としたら、首尾一貫をしており、「ああ、人権侵害、やってるだろうな」ということは想像に足りる。。

日本政府としては、、このような人権問題をどう扱うのでしょうか。。

日本国内の人権問題だって、、まだまだ未解決な問題があるのに、他国の人権にまでコメントできる立場ではないのかもしれません。たとえば、日本国内でも、ハンセン氏病患者への差別は国家として2001年まで続けられており、この事実を広く国民に伝えてこなかった歴史などもあります。また、戦時中に朝鮮半島から強制連行され、強制労働を炭鉱で強いられた事実の調査などにたいして、未解決な事柄も日本国民には広く伝わっていないらしい。。

チベット民族への人権侵害については→チベットの真実(他サイト)
朝鮮人炭鉱労働者への人権侵害については→ 三たびの海峡
ハンセン氏患者の人権侵害については→ いのちの初夜

政府の言い分だけを信じていては、知らぬ間に、差別・人権侵害に加担している可能性があるということです、いろいろな観点で多くの立場の人の話や文献、情報をあたって、歴史の真実を知る努力をすることが、結果的に、将来の自分や家族、自国の人権を守ることにもなるのだと思います。

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