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2009年12月22日 (火)

阿久根市長の発言について思うこと

阿久根市長の発言のことを考えていたら、電車を乗り過ごしてしまいました。

家族にも、友人にも重度の障害者がおり、先端医療に望みをもっていますので、彼の発言を読んで、怒りを持つよりも、深い悲しみに心が沈みこんでしまい、鬱の症状が再発してしまいました。

高度医療のおかげで以前は自然に淘汰(とうた)された機能障害を持ったのを生き残らせている

社会をつくるには、命の部分に踏み込まないと駄目だ。表現としては厳しいが、刈り込む作業をしないと全体が死ぬ。壊死した足は切り取る。それで全体を生き残らせる。情緒で社会をつくることはできない

枝が腐ってきたら、切り落とさないといけない

この人は皇室の方が万が一なんらかの障害をお持ちになっても、同じように言うのでしょうか。天皇陛下は前立腺癌の手術を受けられましたが。。陛下に向って、「あなたは腐った枝です、淘汰されるべき」とかって平気で言っちゃう人なのでしょうか。

最初に思ったのは、この市長の竹原というおっさんは眼鏡使わないのかな。と思って、ウェブで画像を探したら、いきなり眼鏡かけてました。眼鏡は高度医療です。すぐに使用をやめていただきたいです。

まさか車で通勤してないですよね。車だって、服や靴も高度技術を使って作られている工業製品ですよね。また、ガスや電気の通った家に住んでいやしないでしょうね?毎日山に芝刈りに言って、水を汲んで、自分で火をおこして、服や靴も自分で綿や絹を栽培して、機織して作ったり、牛や馬をなめして靴やかばんを作っているわけでもないでしょう。

自分は高度技術の生活にどっぷりつかっておきながら、たまたま自分には今の時点で不要な高度技術が必要な人たちに対して、淘汰されるべき。。って、この市長は防衛大学出身の元自衛官だそうですが、いったい全体防衛大学は国民の税金を使って、生徒にどんな教育をしているのか、国民を守るための学校を出ている人間がいうべき内容ではありません。考えれば考えるほど、本当に本当に血圧がおかしくなって、寝込みそうになってしまいました。

この竹原信一氏は、自然についてどういうことを考えているのでしょか。本来だったら淘汰される、、っていうんだったら、あんた、文明の利器が全くない山のなかで裸で暮らしてみてくださいっていいたいです。自衛隊が戦闘訓練するときだって、おそらく裸で山篭りはしないでしょう。

また、この人は風邪をひいたり、腹痛で動けなくなった経験が生まれてから一度もないのでしょうか?そのとき薬をのんだり、家族の人に助けてもらったり心配してもらったりしたことがないのでしょうか?

自分は文明の利器を使って豊かに暮らしている人間が、こんなこと言うのは恥ずかしい話です。。この市長には想像力というものがない。想像力がない人間は実際に体験してみなければわからないのです。

この冬空の下、暖房もない、服も靴もない、眼鏡もない、明かりもない、家もない、人工のものは何一つない、あるのはただ大自然だけ、そんな環境で一日でも生き延びることができるというのならやってみてください。そんなサバイバルな動物のような人たちだけが生き残れるそんな世の中に日本がなるのだったら、もう日本も終わりと言いたいです。

それにしても、この阿久根市長を選挙で選んだ市民はどういう人たちなのでしょうか。自分たちは常に健康で死ぬまで障害なんて持つはずない、自分たちの元に生まれてくる子供たちは常に健康で障害なんて持って生まれてくるはずない、そう信じて暮らしている能天気な方々ばかりなのでしょうか。

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