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2016年8月20日 (土)

シタフォードの秘密

著者アガサクリスティ 早川文庫

実はアガサクリスティはこうゆうラブコメ風ミステリーが一番得意なのではないでしょうか?
少女マンガで一条ゆかりあたりが描きそうな軽快な若者が謎解きする楽しいミステリー?
トリック自体はそれほどあっとおどろくトリックではなかったのですが、とても楽しく読めました。

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愛の探偵たち

著者アガサクリスティ 早川文庫

ミスマーブルや、ポアロや、短編にしか登場しない謎のクィン氏などが謎をとく短編集。
クリスティのトリックにも少し慣れてきたおかしら、作品の何点かはトリックを見破ることができました。
ところで、最初に登場する「三匹の盲目のねずみ」は面白かった。
「ねずみとり」という題名で舞台化もされているそうです。

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2016年8月 9日 (火)

オリエント急行の殺人

著者アガサクリスティ 早川書房

著名な代表作ですが、あえてこれまでこの作品のヒントを得ずにこの作品を読むことができたので、最後まで楽しく読むことができました。
どこかからヒントを得てしまう前に、なにもご存じない方はどこからか情報が入る前にすぐさま読むと、とても楽しく読めると思います。
ということで、これからこの本を楽しむひとにとって、どんな感想もヒントになってしまいそうで、感想が書けないのが残念。

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パーカー・パイン登場

著者アガサクリスティ 早川書房

かなり面白いキャラクターなのに、短編にしか登場しないパーカーパイン。また毛色が違いおもしろかったです。

「高価な真珠」という短編で、、二千年前のペトラ(ヨルダンの都市)のあたりに暮らしていた暴力団(とクリスティは言う)ナバテア人についての登場人物たちの会話一つを見ても示唆に富んでいます。

「(前略)ペトラの町は、こういう彼らの略奪品の倉庫だったんですよ。」

「ただの略奪者だとおっしゃるの?」キャロルが聞いた。

「ただのありきたりの泥棒?」

「泥棒という言葉はあまりロマンチックじゃありませんね、ミス・ブランデル。泥棒というとけちなこそ泥を思わせます。略奪者といえば、もっと規模の大きさを思わせますよ」

「現代の資本家はどうですか?」パーカー・パイン氏がいたずらっぽく聞いた。

「あなたのことよお父さん」キャロルが言った。

「金を儲ける人間は、人類に恩恵をもたらします」ブランデル氏が金言でもいうようにいった。

「人類はあまり恩を感じてない」パーカー・パイン氏はつぶやいた。

資本家は泥棒かどうかを資本家同士が議論する場面は一興です。

その他の作品もそれぞれとても面白く、アニメ化したら、子供にも受けそうな主人公パーカ・パインです

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2016年8月 8日 (月)

障害者施設殺人事件について思う

家族に1級の障害者がいます。

亡き友人M氏も、並々ならぬ障害者でした。
なので、障害者が役に立たないなどと思ったことは一度もありません。
ですが、、この事件は、心にもやもやを覚えたのは、この事件の犯人が選んだ対象が、障害者すべてではなく、深刻で、重篤な障害者が対象だったことなのです。。
ニュース記事によると、どんなに重篤な障害をもっていても、家族にとっては、大切な家族であり、このような殺され方を理由など全くないと。。口をそろえて言うのですが。
わたしのもやもやは、亡き、祖母のことです。
私は、かつて、祖母に、早くお迎えが来ますようにと神社でお願いしたことがあります。
祖母は、美人で、おしゃれで、旅行が好きで、人生を楽しんでいました。その祖母が、認知症を患い、やがて、世界の全てを忘れ、口もきけなくなり、枯れ木のようになり、鼻からの栄養チューブだけで眼球もうごかさずに虚空を見つめて日々を過ごすことになりました。
あれほど可愛がっていた孫の呼びかけにもひとことも答えず、反応すら示さず、、10年以上もただ、ベッドの上で宙を見つめて過ごしている祖母を見て、何度も神社に、「おばあちゃんにはやくお迎えが来ますように」と祈った自分と、今回の犯人に違いがあるのだろうかと、問いかけてしまいました。
それでもやはり、祖母は生きたかったのでしょうか?わたしの神社へのお願いは残酷だったのでしょうか。祖母はお迎えなどいらなかったのでしょうか?
社会的に意味がなければ生きていてもしようがない。そういう理屈ではなく。祖母が、とても辛そうに、苦しそうに、大変そうに、しんどそうに見えたのです。
大好きなおばあちゃんですから、ずっと生きていて欲しいと思う反面。祖母が苦しいのでは、辛いのではと思うと、お迎えが早くきたほうがおばあちゃんが楽になると思ったのです。
でも、それはやはり、他人の身勝手な発想、妄想なのでしょうか?おばあちゃんは、生きたかったのかな?何度も何度も考えてしまいました。

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