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2016年9月29日 (木)

茶色の服の男

著者アガサクリスティ 早川書房

1924年クリスティ初期のころの作品ということですが、なんと「アクロイド殺し」の原型なんだとか。。ふむふむ。。
クリスティが南アフリカを旅した実体験がそのまま小説に。。
森村桂のニューカレドニア旅行記よりも、もっと前の女流作家の大冒険の体験記ですね。
アフリカでサーフィンやったり、クリスティはおてんば娘だったのですね。

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2016年9月27日 (火)

作詞作曲

ちょっといろいろなことがあり。。

そしたらこんな歌を口ずさんでました。
曲もついてるのですが、
歌詞は。。
    いい人になりたいな~、いーい人になりたいな。
優しい人になりたいな~、優しいひとになりたいな。
いい人になりたいな~、いーい人になりたいな。
いい人にな~ろう、いーい人になーろう。
優しい人になりたいな~、優しいひとになりたいな。
優しい人な~ろう~、優しいひとになーろう。
お風呂で、この歌をヘビロテで歌い続けてしまいました、たぶん自分疲れているのでしょう。。でも、いい人になりたい。。
いい人をやめて楽にはなりたくない。。というか、いい人をやめても(というか、今の私はいい人ではないのですが、、)たぶん楽にはなれない。。。

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2016年9月26日 (月)

マン島の黄金

著者アガサクリスティ 早川書房

アガサクリスティの初期の?なのかな。短編集。
かなり幻想的なストーリーが多く、ときどき、スティーブンキングが入っているのではと思いましたが、そうだとしたら、こちらが本家ですね。
クリスティ自体は、パトリシ・アハイスミスとかマーガレット・ミラーを意識していたとか。
パトリシアハイスミスといえば『太陽がいっぱい』だし。
マーガレット・ミラーといえば『ミランダ殺し』なわけですが。。。
どちらもあっと驚く小説ですが。
なるほど。。
元祖はぶっちゃけどちらなのかな?


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2016年9月20日 (火)

ヘラクレスの冒険

著者アガサクリスティ 早川書房

エルキュールのフランス語読み、ヘラクレスにちなんで、ポアロが引退前に12の謎を解こうという試みをした、12作品の短編集。
1947年の作品なのに、今でも全然古臭くないのがすごいところです。
本書にはヘイスティング大佐が登場しないので、いったいどうしてしまったのだろうと思ってしまったのですが、ヘイスティング大佐はポアロのどこかで退場するのかな?
随分読んだとはいえ、まだクリスティの作品の半分も読んでいないので、しかも前後関係なくよんでいるので、だんだん混乱してきてしまいました。
本書のあとがきを書いた作家が、クリスティは老後にとっていこうと思っていた。と書いていて、わたしとまったく同じ考えの人がいたのだなぁと、、まぁいたでしょう。。
たしかに子供の頃に読んでも充分楽しいし、青年の時に読めば、人生訓になったかもとおもいますが、やはり、齢を重ねてから読むからこそわかる主人公が心で思う細かい思いにうなずくことができるのかと思います。
とはいえ、ミス・マーブルなどはさらに高齢ですから、まだクリスティを読むには早かったかなという気もしますが、そろそろ読み始めないと、眼が見えるうちに、生きているうちに、ボケる前に、読み終えられるとも思えないし、やはり50歳が近づいたら、クリスティは読み始めた方がよいかと思います。。

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復讐の女神

著者アガサクリスティ 早川書房

4か月以上ぶっ続けでクリスティばかり読んでいると、クリスティのトリックの癖のようなものをマスターしてきてしまったのでしょうか。
本書は、かなり早い段階から、犯人、トリック、殺人の動機、全部思っていた通りの結末でした。
でも、本書は、トリックよりも、イギリスの庭園ツアーや、イギリス人の日常風景、などなど、見どころ、読みどころ満載の一冊だったと思います。
ところで、本書にも、T・S・エリオットのバラとイチイの木の一節が登場しました。(先日読んだ「暗い抱擁」の原書のタイトル)
クリスティはこの詩が本当にお気に入りだったのですね。
つかの間のバラの時も、つかの間のイチイの木の時も、同じ長さである
原作の一節も見つけたので引用しておきます。英文だと難しくてなかなかぴんときません。
What we call the beginning is often the end
And to make and end is to make a beginning.
The end is where we start from. And every phrase
And sentence that is right (where every word is at home,
Taking its place to support the others,
The word neither diffident nor ostentatious,
An easy commerce of the old and the new,
The common word exact without vulgarity,
The formal word precise but not pedantic,
The complete consort dancing together)
Every phrase and every sentence is an end and a beginning,
Every poem an epitaph. And any action
Is a step to the block, to the fire, down the sea's throat
Or to an illegible stone: and that is where we start.
We die with the dying:
See, they depart, and we go with them.
We are born with the dead:
See, they return, and bring us with them.
The moment of the rose and the moment of the yew-tree
Are of equal duration. A people without history
Is not redeemed from time, for history is a pattern
Of timeless moments. So, while the light fails
On a winter's afternoon, in a secluded chapel
History is now and England.

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2016年9月16日 (金)

フランクフルトからの乗客

著者アガサクリスティ 早川書房

007か!というスパイ小説。冷戦まっただ中のロンドンのおはなし。。なのでしょうか。
アメリカ人も、フランス人も、ロシア人もイタリア人も、シリア人も、信用なんねー。。という時代のイギリス。
カリオストロの城か、千と千尋のゆばーばか、というドイツの古城にすむ、醜悪なヒキガエルのような黒幕老婆が登場し、ギリシャ彫刻のような美青年を親衛隊にして、世界をあやつっている。
地下壕で自殺したヒットラーは生き延びて南米にわたっていた。。なんて、、そんな伝説もあったのでしょうね。。今でも?
ところで、そういう漫画チックなスパイ活劇小説のなかで、一番印象に残ったのは、主人公の外交官の大叔母のセリフです。
人生のパターンなんてそれほど数多いもんじゃありませんよ。だからぜんぜん見覚えのないパターンなんてものはありません。いわば、編物の本のようなものです。約六十五種類の編み模様が載っているだけです。見ればどの編み模様かすぐにわかります。あなたの編み模様は、もっかのところ、きっとロマンチックな冒険ですよ

ごごご、、そうだったのか、そういう気もする。。アガサクリスティを老後の読み物としてとっといてよかったと再確認できるセリフでした。

なんで私ばかり、こんな目に、、なんて思ってるけど、たぶん自分と同じ境遇の人は1/65くらいの確率でいるんだろうな。。人間はそれほど突飛な動物ではないのかしれませんね。。

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2016年9月14日 (水)

豊洲の話

松本清張も山崎豊子も亡きこの時代。

この事件を命がけで追及する作家はいるのでしょうか?
何人かの無力な小役人が自殺に見せかけて責任を負って、幕引き。。というこれまでの疑獄事件と同様になりそうで心配ですが。
死人がでたら、これまでどおり。
今後の成り行きを見守りたいと思います。

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2016年9月 8日 (木)

シン・ゴジラ

ぬ、自衛隊賞賛映画か?と一瞬おもいましたが、あっというまに、日本中の自衛隊の武器、全部使えね~!だったので、それほど自衛隊賞賛映画ではありませんでした。
実はゴジラ映画をみるのは初めてだったのですが、もうすこしゴジラを見たかったです。ゴジラ登場シーンはあまりに少なく。。
また、ゴジラが福島原発付近から、とか浜岡原発付近から上陸したらどうなってたんでっしゃろう?そういうのも見てみたかったかもしれません。
あと、ゴジラは湾岸部にしか登場しないので、新宿とかはぶっこわさないんですね、歌舞伎町のTOHOシネマ新宿のゴジラをぶっこわすわけにもいかなかったのでしょうか?
数年ぶりのゴジラですから、せっかくだから、東京ディズニーランドやら、スカイツリーも壊してほしかったかな?
政府の防災マニュアルはこの映画を参考に。。

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後妻業の女

ものすごく下品な映画を観てしまいました。。

こういう文化圏も日本の文化圏の一部なんだろうなぁ。。
「じゃりんこチエ」的な?
怖いですね~
ところで、むかし自分のブログで書いたこともある、多くの友人から借金してとんずらした友人の所在が判明し。
今は西日本、中国、九州方面で詐欺まがいのいかがわしい啓発セミナーをやっているらしいことを知り。。なんとなくむなしくなりました。
もう関わり合いにはなりたいとは思いませんが、大阪湾に沈んでるのではないかと思っていましたが、生きていたのはよかったです。
この映画で大竹しのぶがやった後妻業といい、詐欺師にかかったら、人間ひとたまりもないのですね。。

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鏡は横にひび割れて

著者アガサクリスティ 早川書房

クリスティ75歳のときの作品ということで、ミスマーブルにも老いがしのびよってきます。

ミスマーブルのセントメアリーミード村にも新興住宅が建ち、大型スーパーが昔ながらの個人商店を駆逐する。。そんな姿が世界中で繰り広げられていたのですね。。

クリスティはそれを残念におもっていたようです。

アメリカの大女優がミスマーブルの村に引っ越してくる。。

その家はマーブルの友人パントリー夫人がかつて暮らしていた家で、

ストーリーとは関係なく、最近、わたしも、長年親しんできた、祖父母の家が人手にわたり、最近、旧祖父母の家の前を通り過ぎると、知らない家族が庭でバーベキューをしているのを目にして、胸が痛んだことを思いだしたのですが、その点さすがクリスティーは感傷的にはなりません。

家というのはほかのものとなんの変りもない。さかりを過ぎるときがくるものなのだわ。

なるほど、あの家は祖父母が暮らしていたあの家、わたしをかわいがり、いろいろな料理を作ってくれたり、遊んでくれたり、祖父日課のように植木の世話をしていた、あの懐かしいの祖父母の家ではなく、新しい持ち主の家になってしまったのだなと、そう思えてくる気がしました。

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2016年9月 6日 (火)

死人の鏡

著者アガサクリスティ

だんだん読み進んでくると、アガサクリスティが、同じトリック、似たようなプロットで何作かを書いていることがわかってくるのですが、、ん?この話、前に読んだっけ?でも、、微妙に記憶と違うような。。。でも犯人とトリックはわかってる気がする。。。
この一冊はポアロが活躍する4作の短編集なのですが、その中でも、この「死人の鏡」のストーリーには、先日読んだばかりのマーブルシリーズの「鏡は横にひび割れて」と同じセリフがでてきたり、、あと、銅鑼が鳴るまでに食卓につくことを厳守させる主人が殺される話も前によんだことがある気が。。。と、、
収録の「砂に書いた三角形」も、似たような作品があったなぁ「白昼の悪魔」か?。。「ナイル殺人事件」にも似ているような。。
最近では、タイトルとストーリーが一致しないことが増えてきました。。
それでも、まだまだ未読のアガサクリスティ作品の方が多いのですよね。。年内に全ての作品読み終えられるかな?

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2016年9月 4日 (日)

魔術の殺人

著者アガサクリスティ 早川書房

ミスマーブルが乗り出す探偵もの。

殺人事件の冒頭で、?と思ったトリックがやはりその通りだったので、トリック的にはずさんだったかも。。

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青ざめた馬

著者アガサクリスティ 早川書房

オカルトと組織犯罪の登場するストーリー。まったく関係ない形で命を落とす人々だが、、実は共通点が。。
アガサクリスティは毒物関係にも凄く知識があったのですね。
敵にまわしたら、何度も殺されてしまうかも。。

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娘は娘

著者アガサクリスティ 早川書房

本作は「春にして君を離れ」「愛の重さ」との三部作だそうです。

探偵、シリーズものではない作品の方が断然、深くて面白いと思います。

この作品もそうですが、アガサクリスティは愛があれば許されるという立場を否定して、誰かを愛するには重い責任があり、相手に負担がかかることを何度も忠告していると思います。

いままで、愛についてそういう視点から考えたことがなく、すごく深く考えてしまいます。

特に、親子の愛、家族の愛は無条件と思われがちなだけに、注意が必要ということなのでしょう。

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教会で死んだ男

著者アガサクリスティ 早川書房

ポアロも登場する短編集ですが、ポアロが登場しない「洋裁店の人形」というオカルトっぽい話しがなかなか、面白かったです。

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暗い抱擁

著者アガサクリスティ 早川書房
原作のタイトルはThe Rose and Ther Yew Tree 、バラとイチイの木です。どうして日本語タイトルと表紙がこんなハーレクイーンロマンスのようになってしまったのか謎すぎる名作。
アガサクリスティーは探偵ものじゃないほうに最大の名作が多い気がします。
本作、主人公は交通事故で足が不自由になった男性。自分も交通事故で障碍者になった家族がいるため、普通とは違う視点で読んだと思います。でも、この小説にでてくる義姉のようにスマートな態度で怪我人に接することができず、本書にも登場する、腫れ物にさわる同情者のような態度で接してしまったなぁと、その当時の、自分の人生経験不足も思い知ってしまいました。
本書で、主人公の友人イザベラに、主人公が自分の不自由を嘆き、
今の私には生きていくうえに何の希望もないんだ

と語るとき、イザベラにこう答えさせてしまうクリスティのすごさときたら。。。

でも、あたし、たぶん馬鹿だからよくわからないんでしょうけど、人間って、何かしら希望をもって生きていかなくちゃいけないものなのかしら?ただ生きているだけじゃ、なぜ、いけないんでしょうか?
日々、無為に過ごしている家族の姿をみて、交通事故さえなければ。。と何年も思ってきた自分と、この言葉を聞い得てはっとした主人公のこころが重なってしまい、ずいぶんといろいろなことを考えてしまいまた。
結末まで、なんとも目が離せないすごいストーリーでした。
この小説に出てくるイザベラのように、どんな不幸にいても、特別なことと思わず、その事実をありのままに受け入れて、嘆いたり、傷ついたり、ねたんだり、不満をもったりせず、別に何事もないかのように、いかがわしい地域の、汚い穴倉のようなアパートで暮らしていても、まるで王宮で暮らしているお姫様のように、鼻歌を口ずさみながら、くつろいで刺繍をして暮らせてしまう、常に気高く美しくそんなふうに生きられたらクールです。。
なんとなく、刺繍を習いたくなりました。刺繍ができるようになっても、イザベラのようにはなれないんですが。。すこしイザベラを参考に暮らしてみたいなと。。
繰り返し読みたい一冊です。
それにしても、なんて間抜けな日本語タイトルなんだろう。。このストーリーに「バラとイチイの木」はすごく重要な意味を持っているのに。。

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