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2017年2月19日 (日)

Back When We Were Grownups

ずっと観たいと思っていた、アンタイラー原作の映画を漸く見ることができました。

フェイダナウェイやピーターフォンダなど、往年のスターまで出演していたのに、感想は失望のひとことです。
アマゾンレビューが五つ星になっているのはレビューアーがまったく原作を読んでいない人たちばかりなのかと思いました。
アンタイラーの小説は、舞台や人物像など、それはそれは細部にわたり説明する小説なのですから、原作に忠実に映画化することなど簡単だと思っていたのですが。
ひどいと思った点。
まず、主人公のベック役の女優がBlythe Dannerという痩せ細った女性。。。原作では、小太りで短い髪の毛が羽のようになっているはずが、ベあまりにもイメージが違いすぎて悲しい。
ポピー役がピーターフォンダですが、ポピー自慢の鼻ひげはどうした!ひどい。
ゼブも、うすよごれたメガネをかけているはずが、かけてないし。
ビティはがりがりにやせているはずが普通だし、全然料理してないし。
ノーノーははちどりのようにかわいい少女のような女性のはずが、いかついし。。
ウィルは巻き毛のはずがストレートだし。
この小説では重要人物のアリスファーマーが登場しないし。
アイダ叔母さんも登場しないし。
ベックが最後に霧の夜に、自分は人生を楽しんでいたんだ。これでいいんじゃないの、と思うシーンらしきとろこにゼブがからんできちゃうし。
原作ラバーだったら、「キー」って怒ってしまうはずなのに。アマゾンレビューが100パーセント五つ星というのは、おかしいにもほどがありました。
映画ではなく、テレビドラマにしたほうが原作忠実にじっくりと描けるのかもしれませんね。

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2017年2月17日 (金)

カーテン

著者アガサクリスティ 早川文庫

ポアロが死んでしまいます。かなりショッキングなポアロの最後でした。
ほんとうにショッキングな一冊です。
アガサクリスティがポアロをあまり好きではなかったというのは本当なのかなと思ってしまう最後です。
この本の舞台は、なんと、スタイルズ荘です。
本書を読む前にアガサクリスティのデビュー作「スタイルズ荘の怪事件」を読んでおくべきなのです。
すごいですね、50年の著作人生で、スタイルズ荘ではじまり、スタイルズ荘で終わるなんて。
そんな作家もなかなかいないのではないでしょうか。

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ベツレヘムの星

著者 アガサクリスティ 早川書房

クリスティがクリスマスに子供むけに書いた短編集(ディケンズのクリスマスカロル的な?)
「水上バス」という短編が心にしみました。人間嫌いな老婆ミセス・ハーグリーブス。
人間嫌いなのに、ミセス・ハーグリーブスは周囲の誰からも彼女が人間嫌いだということを気づかれていないのです。
なぜならば、並々ならぬ気遣いと心遣いをしているからです。そのためいつも気苦労をしているのです。
なんて優しいひとなのでしょう。人間嫌いなのに、心が優しいと一生大変そうです。
そんなある日、一日中気遣いのし過ぎで疲れ切ったミセス・ハーグリーブスが水上バスに乗ると、となりに坐ったあるお方(キリスト様のお姿っぽい方)のせいなのか、ミセス・ハーグリーブスは徐々にとても心が穏やかになります。
いままでイライラさせられていた出来事を違う側面から思うようになるのです。
彼ら、彼女らにはそれぞれ事情があったのではないかと、わかってあげられなくて申し訳なかった、もっとできることがあったのではないかと思うのです。
アガサクリスティの自伝を読むと、それこそ、子供のころから、使用人に対してすら、傷つけないように、ものすごい心配りをしている子供だったようで。それだからこういう小説が生まれてしまったのかもしれません。
どうしてあの人はわたしにいじわるな態度をとるのだろう、ひょっとしたら、家庭や、いろいろ、面白くないことがあったのではないのかしら?そう思うのです。
相手が不親切なとき、たしかによく思います。
特に、サービス業のひとが、つんけんしていると、彼氏と喧嘩したのかしら?子供が病気なのかしら?それとも・・・と思うと、少し腹立たしさがまぎれます。相手も人間だもの。。
そういうわけで、北朝鮮の代表がミサイル発射しーの、実のお兄さんを暗殺しーのはひょっとして、奥さんに冷たくされたから?それとも歯が痛かった、、とか。。世界の歴史ではよくあるある~。
だったら仕方ないのか、という話ではなく。感情にまかされ、相手に不愉快なことをしてしまうのは、そもそも、子供なのだなと、だから子供相手に本気になってはだめですよ。というお話なのではないかと。。。この話はキリスト教の子供むけのお話です。
たとえ一国の国家代表だろうと、その国家代表が未成熟な子供の場合もよくある話なのだと考えると、対策の方法も変わってくるのではないでしょうか。

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リスタデール卿の謎

著者 アガサクリスティ 早川文庫

アガサクリスティ初期の短編集。
漫画チックでラブコメ満載で、楽しい。
日本の少女マンガはアガサクリスティの影響結構うけてるのかな、と思いました。

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2017年2月 7日 (火)

検察側の証人

著者 アガサクリスティ 早川書房

舞台用の脚本として書かれた一冊。
今読むと、よくあるトリックなのですが、その当時はかなりびっくりトリックだったと思います。
最近、アガサクリスティの自伝を読んでいるのですが、こどものころから、本当に頭の良い女性また、作家となるための条件がそろった環境で育った人物だったのですね。

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