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2017年3月 5日 (日)

紅楼夢

曹雪芹作 岩波文庫

「三国志」「水滸伝」「西遊記」とならぶ中国四代名著の一つということですが、他の3作に比べると、日本では圧倒的に知名度が低い本書。
中国では、红学(紅楼夢を研究する学問)や、红迷(紅楼夢マニア、紅楼夢狂い)といった言葉まである愛され文学で、毛沢東も愛読したとか。テレビドラマ化も何度もされているほどの人気作品ということです。
岩波文庫版でも12冊あります。
全部で120回まである作品ということですが、80回以降が散失してしまい、そのまま作者が死去してしまったため、今ある80回以降は清時代の官僚・文学者高鶚が補ったということですから。岩波文庫だと8巻目までが曹雪芹作ということになります。
この本は18世紀中ごろに書かれたということですから、イギリスだと、ディケンズあたりと同じ時代の作品なのですね。
ところで、まじで面白い。本当に面白いです。読みだしたら最後You can't stopですよ。
わたしも、毎日往復3時間の通勤時間なのですが、この本読みだしてから、通勤時間があっという間なのです。
日本では、中国版「源氏物語」などと言われていゐるそうですが。
むしろ、中国版「渡る世間は鬼ばかり」(舞台は中華料理屋ではなくて、中国の宮廷や貴族なんですが。。いやー、まじで家族のドロドロ、人間のドロドロが次から次へと湧き上がる人間ドラマで面白いったらないです)。
でも、物語のなかに挿入される、登場人物たちが読む詩や、知的な会話など、そういうドロドロ大衆文学を嫌った毛沢東も認めた教養小説でもあるんですね。。
現在6冊目まで読みましたが、曹雪芹版はあと2冊か、、と思うと寂しくもあります。
全て読み終わりましたら、感想などまた書きたいと思います。

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