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2018年2月24日 (土)

ガンジス河でバタフライ

著者 たかのてるこ 幻冬舎文庫

長澤まさみ、クドカン脚本でドラマ化もされたという本書。
読んでみて。。1971年生まれ、クドカンと同級生の著者ですので、今は決して若い人ではないので、ん?っとそんな印象を受けたのかとおもいます。
最初は現代版森村桂さんの作品という印象でした(著者は見た目もちょっと似ている)。
でもなぜか、ものすごく違和感があり、作られてる感じがして、
桂さんの天国に一番近い島とは似ているようでいた、何かが違う、、何が違うのかな?
桂さんのようなピュアさがなくて、読んでいてあんまりおもしろくない。わくわくしない。うんざりする。
それは、クドカンの「あまちゃん」を観ていた時と同じ印象。この世代の作家さんたちの特徴なのでしょうか。。いまの世の中はこういう話がうけるのかなぁ。。?
吉本ばななの友達ということで、なんとなく納得。。好みの問題なのかと思いますが、あまり好きなタイプの作家さんではありませんでした。
本業はテレビプロデューサーということなので、どうしてもこういうキャッチーな内容にしてしまうのかな?
中谷美紀さんのインド旅行記はあんなに夢中に先へ先へと読んだのに、どうしてこの本は全然読み進むことができないんんだろう?

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深夜特急3

著者沢木耕太郎 新潮文庫

昔から本のタイトルは聞いたことがあり、他の人の旅行記を読むと、この本を読んで旅立ったという人も多いことから、かなり有名な一冊。

インドの話を読みたいと思い、3巻目から読んでしまいましたが、旅の始まりから読んだ方がよいかな、ということで、1巻目をこれから読もうと思います。

若いって、いいなぁと思います。まぁおととし亡くなった冒険家のマツシマさんは、80過ぎても南米やネパールの山奥に出かけてましたので、若いっていいなぁ自分がしないことの言い訳にすぎませんね。。

そう、自分が出来ないことを追体験するのが読書の楽しみなだ。

といいつつ、最近インドにはどうしたらいけるのだろうか、と調べ始めてしまっているのではありますが。

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物乞う仏陀 

著者石井 光太 文藝春秋

インド本だと思って予備知識のないまま借りてきたのですが、
カンボジア、ラオス、タイ、ベトナム、ミャンマー、スリランカ、ネパールの貧困地帯の戦争被害障碍者、地雷被害障碍者など、数多くの障碍者の状態(その多くが物乞い、乞食をして暮らしている)を取材、インタビューしてきた一冊でした。
家族に重度障碍者がいるため、本書で何度も出てくるセリフ。
家族に障碍者がいることは不幸なのかという問いかけが、胸になんども突き刺さりました。
相模原の殺人事件では、犯人は家族が不幸と決めつけ、殺人に及んだという見方もされていますが、
制度の整っていない国や自治体に暮らす極貧地帯の人々の場合、家族に障碍者がいると、一家がさらに貧困スパイラルから抜け出せず、不幸どころか地獄になるという現実があることは否めません。
日本でも、家族の介護で貧困に突き落とされ、自殺や殺人事件まで起きているのですから、100%障碍者のいる家族が幸せかどうかはさておき、経済的に豊かに生きられる国とはたしかに言い難いと思います。
特に、仏教的な因果応報思想のあるエリアでは、障碍者になったのには、カルマ(業)の性、前世または現世での行いごとの報いという発想があり、差別されたりすることもよくあるという(この発想は日本でもよくありますね、とくに新興宗教はよくそういう話をしますね)
それでも、ある地域では、村、家族全員で支え合って幸せにくらしている地域もあり。
コミュニティ、社会のあるべき姿を深く考えさせられる一冊でした。
責任は家族、子育ては家族の責任、介護は家族の責任という方向にもっていこうとも見えるいまの日本の方向性は、障碍者を不幸な存在にしてしまう可能性があるということです。
困難な状態になったとき、共同で補完し合えば容易く乗り越えられる問題が、一人で格闘しようとすれば、あり地獄にはまってしまう問題となってしまうのだと。
日本は自然災害の多い国で、戦争だってまた起こる可能性があり、いつ自分が重い障害を持つ身になるかわからない。そんなときに、絶望せずに安心して暮らせる、そんな国ではない、今の日本は、まだ違う、でも、これから日本はなってくれるのだろうか、かなり心配になってしまう昨今です。
ところで、最後に著者が訪れたインド・ムンバイ
他の国の障碍者とは事情が違い、先天性の病気や戦争被害ではなく、ストリートチルドレンが同情を買って物乞いをしやすくするために、マフィアが子供たちの眼をつぶし、腕を切り、熱湯をあびせているという話。映画「スラムドッグ$ミリオネア」でも出てきましたが荒ましい数の被害者がいるということを再認識して、著者同様頭を抱えてしまいました。
吉村昭の「関東大震災」を読んだとき、火の粉が降り注ぐ中、親は子を蹴飛ばし、子は親を踏みつけ我先にと逃げ惑う。。といいった描写がありました。旧日本軍が中国や東南アジアで行った数々の虐待事件、アメリカの空爆、焼夷弾、ナパーム弾、枯葉剤、地雷そして原爆投下。そこに、人間としての尊厳、憐みの心はあったのかという疑問。
過酷な状況下では、人間は誰しも必ず獣のになってしまうのでしょうか。それとも、、その人間ひとりひとり違い、獣の心を持つ者は金持に豊かに充分な教育を受けて育とうが、貧困家庭だろうが、最初から持っているのでしょうか。
今の日本の国会にいる世襲議員などを観ていると、育ちは関係なく、人間性は生まれながらに宿るものなのだろうかという気持ちにもなってきますが。。やはり、、教育が足りてないのかなという気もします。
悲しい一冊でした。。
そして、直接的には一体なにができるか、考えると頭が痛くなります。
それでも、なにかを考えなくては。。

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2018年2月19日 (月)

インドで「暮らす、働く、結婚する」

著者 杉本 昭男 ダイヤモンド社

読んだインド本のなかでは「ゴーゴー・インド」が面白いと思っていたのですが、こちらの本はより面白かったと思います。ゴーゴー・インドが30年前のインドに比べ、こちらの本は出版も2010年とかなり最近のインドが語られています。
携帯電話の大普及は、映画「スラムドッグ$ミリオネア」なイメージなのでしょうか。
高校時代の学生旅行の3週間でインドのとりこになり。大学卒業後に会社員になるも退職し。インドに留学。留学先の大学では一日16時間ものヒンズー語の勉強す、2年生の時には大学の学生に日本語を教える講師にもなる。
日本のテレビのロケのコーディネータをしたり、インド人の女性と結婚したり、レストランを経営したりと、若くして、なんともバイタリティ溢れる人物のインドの日々が語られています。
インド人との外国人の結婚はなかなか困難があり、結婚の様子はインドの全国紙でもニュースとして掲載されたそうです。
結婚相手は日本語の教え子で、11歳年下、両親ともに大学教授の娘ということで、「ゴーゴー・インド」に医者と大学教授がインドではとても尊敬されるといっていたし、大学院に通う大学生と言っていたので、かなり高いクラスのお嬢さんなのでしょう。
その結婚までの困難な道のりを乗り越えた日々や、レストラン経営など、かなりわくわく、また勉強にもとてもなる一冊でした。
やはりどうしても旅行記より、インドに暮らしている人の本の方が面白いですね。

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2018年2月17日 (土)

オーケンののほほんと熱い国へ行く

著者 大槻ケンヂ 新潮文庫

毎日放送の番組収録で訪れたインドの記憶を書いた一冊。

撮影隊10人以上でぞろぞろと行ったので、かなりめずらしい旅行記かと思います。

番組の方も見てみたいです。

作家さんではないですからね、どうしても、文章はブロガーの人が書いたような内容になりますが、読みやすくて、おそろしくあっという間に読める一冊でした。

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インド放浪

藤原新也 朝日選書

その他のインド本とは違い、純文学のような繊細な文章で綴られるインド旅行記。

なので、ちょっと読んでいて眠たくなる。

そして、ちょっとこそばゆくなる。

文学青年がインドを覗くと、インドもこう描かれるのだ、妹尾河童さんのとはだいぶちがうなという一冊でした。

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ゴーゴー・インド

著者 蔵前仁一 凱風社

椎名誠がおすすめしていた、と思うインド旅行記。

インド本のランキングにも必ずといっていいほど登場するこの本。すでに30年以上前のインドなのですが、イラストも面白く、楽しい一冊でした。

現在もブログなどで旅行記を発信されているようです。

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2018年2月 9日 (金)

インドの大地で 世俗国家の人間模様

著者五島 昭  中公新書

こちらは毎日新聞社のインド支局で長年インドに滞在した方の本なので、旅行記とはちょっと違う、インド人の文化をかなり詳しく書いています。
この本は椎名誠が推薦していたインド本の一冊。こちらも図書館で借りてきました。
200以上の言語、複雑な宗教の対立。貧富の格差。出自による差別。なぜ同じ国?と思ってしまいますが、そこが複雑すぎて、言語の違いも宗教も貧富の差もあるにはあるけれどお互いの違いがなんとか想像できる日本の文化や歴史と違い想像が難しい。
ということを理解する最初の一歩の一冊でしょうか
。。かなり昔の本ですので、現在のインドは状況が違うのかもしれませんが読み応えのある本でした。

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インドでわしも考えた

著者 椎名 誠 小学館

こんどは妹尾河童の「河童が覗いたインド」のあとがきで登場した椎名誠の本書を借りてくる。なんだかゲームのようになってきました。
こちらで登場したタージマハルの彼の感想。わたしは何度か映像や写真で見ましたが、きっと彼と同じような感想をいだくんじゃないかなぁと思っていました。
感動5分。。で、残らない。。うん、わかる。
わたしはきっとピラミッドも万里の長城も同じ感想になりそうな予感がします。
バチカンでも、ベルサイユ宮殿でも、感動よりは、結構ケバイ(霊柩車のようだ)なんて思ったし。贅沢だったり豪勢あったりした建物にあんまり感動しないのかもしれません。。

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河童が覗いたインド

著者 妹尾 河童 新潮文庫

中谷美紀のインド旅行記の冒頭、初めてのインド旅行で機内で読んでいた本書。わたしも気になり、早速図書館で借りてきた。
冒頭のタージマハールの細密画からはじまり、すべてのページに、本人手書きの文章と絵が載っている。しかもものすごく細かい。
中谷美紀のエッセイは全て文書だったため、写真が欲しいなぁと思っていたところ、同じ旅行先が何度も登場し、おかげでイメージの補完ができました。
河童さんも、ずいぶんと贅沢な旅行をしており、中谷美紀が贅沢旅行記の第一号ではなかったのですね。
お二人の旅行記に登場したマハラジャが古城に立てた宮殿をホテルにした、パレスホテルはあこがれます。

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