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2018年9月15日 (土)

父の死

9月10日の6時過ぎに、実父が82歳で旅立ちました。

7月13日に具合が悪くなり、救急車で救急病院に運ばれ、入院直前には自分でトイレに行き、普通に歩けて、大好物のお寿司を普通に食べていたのに(寿司を食べている最中に体調が悪くなった)、入院翌日には固形物を食べることもできなくなり、歩くこともできなくなり、もちろん自力でトイレに行くこともできなくなり、入院直後に寝たきり老人になってしまいました。いわゆる絵にかいたような廃用症候群にみるみるなってしまいました。
老人の入院は、、とくに廃用症候群に神経質ではない病院への入院はあっというまに老人を廃人にしてしまうのだなあ。
そうはいえ、実家には体調のよくない年老いた母親と、体が不自由な障碍者の家族しかおらず、自宅で父を介護をすることも難しく、病院で世話をしていただく以外に選択肢がみつかりません。私は離れた土地で理想的な父の介護をすることをしようともしないで、ふがいない娘で申し訳ないと思う以外にありませんでした。
わたしが実家にいた若い頃は父は商売をしており朝から晩まで不在でしたし、上京後は、年に数回里帰りするときしか父とは顔を合わさず(しかも、里帰りしたらしたでわたしは、地元の友人と遊んでおり私の方が家に不在だったこともあり)、口数が極端に少ない父だったため、父の訃報を聞いた後に、父との思い出を頭の中でいろいろと思い出そうとするのですが、片手に余るくらいのエピソードしかありません。半世紀の付き合いで、父との思い出が片手に余るのは、少し悲しい。でも、おかげで不在でも、巻き起こる悲しみは少ないのですが。。
可愛がってくれた祖父や祖母の思い出の方が、若くして亡くなってしまった友人たちとの思い出の方が圧倒的に多く、祖父母や友人のことは毎日のよう不在を悲しみ、思い出すのですが、父は、生前から不在だったため、亡くなってしまっても、生前の父とあまり変わらない。これは、父が、私があまり悲しまないように生前から距離を置いてくれたと思えばよいのでしょうか。
父はわたしが生まれる若い頃どういうふうだったか、日々何を考えていたのか、いつも聞きたいと思っていたけれど、機会あるごとに尋ねたりしたのですが、父には友人と呼べるような人もおらず、兄弟もおらず、あえて友人と呼べるのは母だけだったと思います。そして、父は結局なにも語らずに逝ってしまいました。悲しいというのなら、そのことが一番悲しいかもしれません。
そんなエピソードの少ない父との思い出ですが、父と母と人生で一度だけ箱根に一泊家族旅行に行きました、その日、小田急ロマンスカーのホームで父が写真を撮るときめずらしくピースサインをして、たった一枚のピースサインの写真を残してくれました。。
私のピアノの発表会にも一度だけきてくれました。また、一度だけ一緒に相撲観戦に国技館に行きました。その日は白鵬がものすごい良い取り組みをして、最後はみんな立ち上がって拍手をして、父も思わず立ち上がり拍手をしていました。あまり感情を表に出さない父なので、父も昂奮したのだなと、なんだか暖かい気持ちになった懐かしい思い出です。
父との全ての思い出が人生で一度だけ。
ほかにも、数少ない思い出がないか、記憶の中の父の姿を掘り出す活動をしばらく続けたいと思います
今年のゴールデンウィークに帰京したときに父に、今まで旅行に行った中で、もう一度行くとしたら、どこに行きたいと尋ねたところ、父が少し考えて、「ハウステンボス」と答えました。普段あまり笑顔も見せない父でしたが、ちょっと笑ったような気がします。できれば一緒に行きたかったのですが、それも叶わず、父の柩に、ハウステンボスのガイドブックを入れました。今度必ずハウステンボスに行くから、そのときはお父さんも一緒について来てねという気持ちをこめました。
なんだか、父の死というのはこういうものなのか、イメージが違うように思うのですが、長い間、私のことを静かに心配してくれたのではないかなぁ。そして、ずっと母のそばにいて、母の友人でいてくれた、お父さん、ありがとう。

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2018年9月 4日 (火)

インドと日本は最強コンビ

サンジーヴ・スィンハ 講談社α新書

日本で活躍するインド出身のビジネスマンの日本大好き本。
日本素晴らしいがなんだかこそばゆいし、日本のここが凄い!日本のシステムをインドに導入したい~なんて言ってるけど、たしかにそういう面もあるけど、結構違ってるとこもあるよ~、日本の田舎とか行ってみてきた方がよいんじゃない?と思う部分が多かったでしょうか?
あと、汚職を嫌うインドのモディ首相が、安倍首相と仲良し、という最後に冗談のような話が載っておりました。

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ムンバイなう

著者 ユザーン 

ユザーンというミュージシャン(知らなかったですが)のインド旅行のエッセイ(ほぼ写真)なのですが、面白かったです。
「バトラッシュぼくはもうつかれたよ。」という犬の写真が特にうけました。
続編あるみたいなので読んでみたいです。

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世界はインドで回っている

著者 木下勇作 幻冬舎

元日経新聞記者がインドの最高級ホテルのひとつウェスティンに宿泊して、豪華なインド旅行と、ヨガやサンスクリット論を述べる、ほかの旅行記とは一味違う、お金があるとインドもこう見えるという一冊でしたが、ちょっと眠たい本でした。

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