カテゴリー「祖母の思い出」の記事

2013年6月24日 (月)

話好きだった祖母

4月に98歳でなくなった祖母の昔のことを今日ふと思い出しました。

祖母は旅行などで列車の隣に座った人といつも仲良くなって話をしていました。

今日、駅前で物産のような乾物ものを売っている出店の前を通りかかったときに、たしか伊東だったか、私がトイレに行っている間に、伊豆の駅前の乾物屋さんで祖母が売り子のお兄さんを捕まえてずっと話しこんでいた様子をふと思い出しました。
あんなに話好きだったのに、晩年は、耳が遠い祖父と殆ど毎日二人きりで暮らしていて、、話す相手もおらず、徐々に痴呆が悪化してしまいました。。
もっと足繁く祖母に会いに行けばよかった、電話すればよかった、旅行に連れて行けばよかった、、全てがもう取り返しのつかない後悔です。
天国では祖父の耳は聞こえるようになっているのかしら、曽祖父や曾祖母に会って、兄弟姉妹にも会って、お友達にも会って、楽しく大勢の沢山話し相手がいてくれればいいのですが。。

おばぁちゃん、、今、どうしてるのかな?

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2013年4月14日 (日)

祖母の死

先週の金曜日4月12日に終に祖母が天に召されました。

享年98歳の死でした。
意識不明の寝たきりになって10年以上でした。
私の中では、2011年3月29日に祖母が夢枕に立った日が祖母の魂の旅立ちだったような気がずっとしていたので、(向うに行くときに、祖母が私に挨拶にきてくれないはずがないという確信から)
今回の祖母の死は、肉体の死だったように思えて、葬儀の間、祖母に対しては、本当にお疲れ様、長い間、ずっと大変だったね、肉体もあの世にいける日がきて、よかったね、という思いから、葬儀の際は、悲しみよりも、労い、感謝の気持ちが大きかったです。
祖父は15年近く前に93歳まで亡くなりましたが、亡くなる1週間前まで、元気に歩いて、会話もして、風邪をこじらせたいまわの際には、親族全員に笑顔で握手してからあの世に旅立って行ったので、葬儀の時は、号泣でしたし、今でも元気な祖父の姿の記憶が多く残っているのです。

ですが、反対に、祖母については意識がなくなり、何も食べられずの寝たきりで10年近く過ごしていたので、ずっと枯れ木のようになった姿を見続けていたため、葬儀の最中に、若い頃の元気な祖母の姿を賢明に思い出そうとしているのに、結局、思い出すのは、この最後の10年間の祖母の姿ばかりで、そのことが葬儀の間の、とても残念な気持ちでした。
でも、きっとおばあちゃんは、残された親族を深くかなしませないように、こういうふうに長生きをしてくれて、旅立ちをしてくれたのかなとなどとも、思ったりもしています。

それにしても、とうとう、大好きな祖母と祖父がふたりともあちらの世界へと旅立ってしまいました。
祖母は15年近く前の祖父の死のころから、徐々に認知症が悪化して、会話がなりたたなくなってしまったので、わたしにとって、ほぼ同時期に祖父母を喪失しているようなものです。いまでも、ずっとこの二人のいないことの違和感が抜け切れません。

生まれてこの方、最大限の愛情を注いでくれたのは、この祖父母以外には現れることはないと思うからです。何もしなくても、ただ、祖父母と同じ空間に私がいる、一緒に座っている、ただそれだけでもふたりがとても喜んでいてくれていることをいつも伝えてくれるそんな存在だったからです。

おそらく、両親よりも、つれあいよりも、ずっと私のことを愛してくれていたのは、間違いなく祖父母だと思います。
いまでも、なにか悪いことが起きるのを避けられたときなどは、きっとどこかで祖父が守ってくれたに違いないとよく思うのですが、これからは祖父母が守ってくれるのではないかと、、そうおもうと、少し心強いような。あと、数十年したら、きっとそちらに行きますから、それまでは、ふたり仲良く待っていてください。

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2012年9月 2日 (日)

その話は面白くない

とある飲み会の最中に、飲み仲間にふとしたことから、祖母の思い出話をしたところ、
他人のおばあさんの話を聞かされても、面白くないと言われ、その場は黙りましたが、その夜はショックで眠れなくなりました。

祖母を侮辱されたようで。
祖母がつまらないと言われたようで。

でも、自分の子供の話ばかりする人が嫌われるのとおなじで、わたしはしつこく祖母の話ばかりしていたのかもしれません。

人を傷つける人は、未熟な人、だから未熟な人に傷つけられても、傷つく必要はない。
未熟な人に傷つけられる自分も未熟だということだ、、というのは誰の本で読んだのでしょうか?

しかし、人はいつになったら成熟できるのでしょうか?

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2011年3月29日 (火)

夢枕ではないかと

祖母の夢を見ました。。元気に立って、歩いてわたしに微笑んでいる祖母の夢でした。

ついにその日が来たかと。夢枕におばぁちゃんが立ったのでは、わたしにちゃんと最後のお別れに来てくれたのではないかと、本気ですこしドキドキしましました

実際は。。まだ生きてます。

でも、ひょっとして、今日、祖母の魂が先に彼岸に旅立っていってしまったのかなとも思ってしまいました。だから私にお別れにきてくれたんじゃないかと。。そんな気もしてしまったのです。

肉体は、すでに何年も抜け殻のように、虚空を見つめて、肉体的な刺激に反射するような反応以外はずっと示さなくなってしまい、もう何年も食事も取れず、鼻からの栄養液だけで生きている、寝たきりのおばぁちゃん。。

おばぁちゃんの魂はどこにいるのかな。。魂だけは、おじいちゃんや赤ちゃんのときになくなってしまった娘(わたしのおばさん)の所に旅立っていったのかな。。(仲悪かったけど、おじいちゃんが亡くなったときには、すでに半分以上ボケてたけど、でも、それでも可愛そうにっておじいちゃんの亡骸を撫でていたんだから、半世紀以上の夫婦の絆はあったんだと思うのです)。

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2010年2月14日 (日)

新宿の高層ビル

昔の祖母とのエピソードでよく思い出すのが、新宿の高層ビルでのことです。

フットワークがよく、旅行も好きだった祖母ですから、私が上京してからも、両親は数年に一度というくらいしか上京してきませんでしたが、祖母はちょくちょく上京してくれて、わたしの下宿先に泊まりにきてくれました。

祖母の都会で生活するにあたっての注意事項についてもよく思い出します。「暗い夜道は変な人がいるからよく気をつけるんですよ。電車にはスリがいるから、手荷物は前に抱いて乗るんですよ。駅の階段を昇るときは転んだとき大怪我するからポケットから手をだしてね。。」

ある日、新宿で祖母と食事をしようとして、西新宿の住友ビルの前を通りかかったとき、祖母が高いビルだねーと、ビルを見上げて「1階、2階、、」とビルが何階建てか数え始めました。

ところが、似たような窓が続いているので、途中でどこまで数えたかわからなくなるんですよね。でも、諦めずに何度も数えなおして、でもビルの真下から数えているので、上の方にくると、今後はよく見えなくて数えられない、、結局祖母も数えるの諦めたのですが、もう少し遠くで数えれば、数えられたかもしれませんね。

なんだか、そんな祖母が愛しくて、いまでもあのときのことを時々思い出すと、とても優しい気持ちになってしまいます。

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2009年11月 4日 (水)

祖母と個人タクシー

長く認知症を患い、今では食事もできず、鼻からの栄養剤補給で命をつないでいる寝たきりの祖母の若かったころのことを、最近よく思い出します。

ぼんやりと道を歩いたりしているときに、ふと、とても鮮明に祖母がまるで目の前にいるかのように思い出すことがよくあります。

個人タクシーに乗ると、必ずといっていいほど思い出してしまう思い出があります。

私が小学生のころの話ですが、ある所用があり、千葉の津田沼駅前からタクシーで目的地に向う必要がありました。

わたしも、祖母もとても田舎に住んでおり、個人タクシーという業態のタクシーが存在しません。そこで、とても珍しく思った祖母とわたしは、「個人タクシーだって、乗ってみたいね、乗ってみようか」なんて無邪気にそしてとてもワクワクした気持ちでタクシー乗り場からタクシーに乗り込んだのです。

ところが、このタクシーの運転手はというと、目的地が駅から近いということで、道中、ずーっとブツブツと文句を言い続け、祖母と私は車内でずっと小さくなっていました。それが乗車拒否であったことはのちのち気がついたのですが、子供心にとても心細く、怖い思いをして、そして、祖母もとても怖かったのではないかと思い、切なくなります。

なぜ、あの運転手さんはあんな言い方をしたのでしょうか、、近距離で乗車する、非常識な客にイライラしていたのかもしれないですが、遠方から来て、その目的地が駅から近いかどうかも不案内な客だったのです。この出来事から、何年、何十年も経ち、、とっくの昔に大人になった今でも、個人タクシーは恐ろしい、、というイメージが付きまとい、タクシー乗り場でたまたま個人タクシーに当たってしまうたびに、不安に思ってしまうのです。

それと同時に、若い祖母にも怖い思いをさせたあのタクシーの運転手は今頃何をしているのだろうか、、とっくに引退して、ひょっとしたら祖母のように認知症を患っているか、それともとっくに他界しているのでしょうか。

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