カテゴリー「インド本」の記事

2018年9月 4日 (火)

インドと日本は最強コンビ

サンジーヴ・スィンハ 講談社α新書

日本で活躍するインド出身のビジネスマンの日本大好き本。
日本素晴らしいがなんだかこそばゆいし、日本のここが凄い!日本のシステムをインドに導入したい~なんて言ってるけど、たしかにそういう面もあるけど、結構違ってるとこもあるよ~、日本の田舎とか行ってみてきた方がよいんじゃない?と思う部分が多かったでしょうか?
あと、汚職を嫌うインドのモディ首相が、安倍首相と仲良し、という最後に冗談のような話が載っておりました。

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ムンバイなう

著者 ユザーン 

ユザーンというミュージシャン(知らなかったですが)のインド旅行のエッセイ(ほぼ写真)なのですが、面白かったです。
「バトラッシュぼくはもうつかれたよ。」という犬の写真が特にうけました。
続編あるみたいなので読んでみたいです。

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世界はインドで回っている

著者 木下勇作 幻冬舎

元日経新聞記者がインドの最高級ホテルのひとつウェスティンに宿泊して、豪華なインド旅行と、ヨガやサンスクリット論を述べる、ほかの旅行記とは一味違う、お金があるとインドもこう見えるという一冊でしたが、ちょっと眠たい本でした。

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2018年8月29日 (水)

いつまでも美しく

著者 キャサリンブー 早川書房

久しぶりに人にどうしてもすすめたくなる一冊でした。

読めば読むほど、今の日本のことを考え憂いてしまうのです。

本書は、インド、ムンバイ空港近くのスラムで暮らす人々をアメリカのジャーナリスト(夫はインド人)がスラムの人々のと共に過ごし、取材して作られたノンフィクション小説、ベストセラー作品

最初はフィクションだと思って読んでいたので、あとがきで、すべて登場人物は実在すると知りおどろきました。

ムンバイの高級ホテルを狙ったテロのころの話。まだ最近のインドの話です。

タイトルの「いつまでも美しく」は、スラムの人たちが何度も見かけた美白化粧品のコマーシャル。上流階級の人々は美白を目指すために、高価な化粧品を金に糸目もつけない。その日の食べ物にもありつけないスラムの人々の暮らしの光と影。

貧しいスラムの人々は、理不尽な出来事に次から次へと巻き込まれます。それでも、家族の幸せのために、あらゆる知恵とコネと忍耐を遣い、娘や息子たちにより良い暮らしをさせようと奮闘します。そのために、隣人や友人の信頼を裏切ることもあるのですが。

政治家も、役人も、警察も、病院も、ワイロやコネがないと動かない。貧しい人々は全ての公共福祉の一番後ろの列にまわされてしまう。

そんな貧困層が大多数を占めるインドで、これまで、金さえだせば何の問題もないと思っていた富裕層たちが、かの、高級ホテルを狙ったテロで、愕然とする。警察も、軍隊も、まともに機能していなかった。怪我人がいるのに、救急車もやってこない。

行政・司法の腐敗は、実は富裕層にも深刻なダメージになりうるのだと、はじめて気が付くことになるのです。そして、インドはこれではだめだと富裕層すら気が付くことになるのです。

しかし、日本は、、逆にインドへの道を進んでいるのでは?国のトップが、友達優遇、官僚も行政も、警察も次から次へと不祥事続き、、昨日の障碍者雇用の水増し問題での財務大臣の謝罪と称した、ふてくされて言い訳する姿には悲しみさえ覚えました。

そして、格差、貧困、被災地置き去りでオリンピックに馬鹿騒ぎ。

頭から、足元から腐ってきているのではないかと、本書を読んで、日本はどうなってしまうのだろうと、恐ろしくなってしまいました。

若い人たちが、未来を信じてできるかぎりの努力をしているように見えるインドと、絶望と不信の社会を生きる日本、、そんなことを考えてほしい、アメリカではベストセラーだったということですが、なぜ日本でもっと多くの人に読まれないのか、読んで欲しい一冊でした。

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2018年7月14日 (土)

インドへ馬鹿がやって来た

著者 山松ゆうきち 日本文芸社

インドには大人向けのマンガがない、という情報を聞きつけ、インドで日本のマンガを売ったら儲かるのではないかと、英語もヒンズー語もできない著者が、日本のマンガをヒンズー語に翻訳して、インドで印刷し、インドで売るまでの、奮闘記。
面白い。会話は辞書の単語を羅列。なんとか通じるし、何度も使っていると、少しずつ覚えていく様子も面白い。
インドの食事は辛すぎるから自炊をしたいと、英語もヒンズー語もできないのに不動産屋で住む家を探しをしたり。ところが、不動産がいい加減で大変だったり。
英語もヒンズー語もできないのに、日本語学校などを回り、漫画をヒンズー語に翻訳している人を探したり。ところが雇ったインド人がいい加減で大変だったり。
やっと翻訳が終わって英語もヒンズー語もできないのに、印刷屋と交渉するのにてこずり、やっと交渉成立して、印刷を頼んだら、印刷屋がいい加減で大変だったり。
やっと印刷が終わったら、、なかなか売れない、、と、ここでもいろいろ試していて面白い、道を歩いている人にリンゴを差しあげるから読んでみて、と言って人々の反応をみたり、駅のホームで電車の窓から売りつけようとしてみたり、いろいろ発想がすごい。
でも、このど根性があったら、日本でなにか商売始めたら、ここまで苦労しないで成功するのではないかと思ったのですが、、著者のブログがあるみたいで覗いてみたら、しばらく更新されていないようですが、なんか、最後のブログでは、警備員とかしているような。。
この本、山田孝之あたりで、映画化できそうなお話なんですけどね。

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インドへ

著者 横尾忠則 文芸春秋

かつてはインド旅行者のバイブルだったらしいこの本、字が小さすぎて、読めない(老眼)
カメラマンと一緒の旅行で、日本でJTBでホテルを予約していったりと、わりとストレスのない旅行のように思いました。
それでも、やはり乞食との葛藤がここでも描かれています、
そう、施しとは? 自分のため? 相手のため? インドに行くとどうしてもその問題にからめとられてしまうみたいです。
文字が小さすぎて、途中で挫折してしまいました。

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インドかよ!

著者 ウィリアムサトクリフ ヴィレッジブックス

パブリックスクール出身のイギリス人の大学生が夏休みを利用して、友人の恋人とインドを旅するイギリスでベストセラーになったという一冊。
軟弱なイギリス人が、インドで旅の恥をかきすててくる。
ロイターの記者にインドの政治問題のひとつもしらない。新聞をよまないかと皮肉をいわれても、反省するどころか、むっとするだけ。
インドで出会った欧米女性をナンパして、マリファナを吸って、ヨガにはまった友人をよこめにし、そしてイギリスに戻って、ふかふかしたベッドでやっと眠れるとほっとする。
そんな、なるほどヒッピーのインド旅行記でした。
インド到着二日目に、まとわりつく乞食の女の子を軽くこづくあたり、インドに来て、乞食を無視できなければ、インドで旅行できないと言われて、なるほどと思うあたり、インドを旅行することは、自分の虚栄心とか、偽善心とか、自己中心性とかに、向き合わなければならないということなのだなぁなどと考えてしまいました。
そもそもインドのこの不安定の状況の責任の一端にイギリスがあると思うのに、いいのかこれで、なんて少し思ってしまった一冊でもありました。

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インド人にご用心!

著者 モハンティ三智江 三五館

5月につれの病気が再発し、昨日は父親が救急車で運ばれ入院、今朝は買ったばかりの卵が腐っていて恐ろしい状態になっていたという災難続きの今日この頃ですが。
インド本は引き続き読み漁っていました。
本書は、旅先のインドに見せられ、インド人と結婚し、インドのブリーという土地でホテルを開業して20年以上暮らす女性のインドで暮らす日本人の苦労や、インド人の生活が垣間見える、しかもかなり最近の(初版2012年)の一冊です。
すこしは暮らしやすくなっているのかなぁと思うのですが、そうでもなさそうで、停電などはまだおおいし、トイレ事情もよくはなさそう。謝らず、感謝しない、言い訳は得意というのも本当のようです。日本人の美徳で通すと暮らしていけないというのがインド社会、インド文化なようです。
猛烈に高い気温、テロや内紛、政治家の汚職、貧富の差、身分の差(カースト)、ストライキ、停電、日本人の美徳で一歩下がっていたら、一生前に進めないのかもしれません。
そんなインドで暮らす著者、しぶしぶながら、カースト制度の文化に巻き込まれてしまっているようです。この文化を受け入れないと、その社会で暮らしていけないのでしょうが。深い闇、深い問題ですね。
とにもかくにも、バイタリティがないと、インド曼荼羅模様のような社会で生き抜くのは日本人には難しそうです。
でも、なんとなくインドで暮らす著者がうらやましい、さまざまな困難がありながらも、どうしても、インドの人々の暮らし、生活は輝いているように見えるのです。

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2018年4月20日 (金)

えび(CHEMMEEN)

著者 シヴァシャンカラピライ 新宿書房

世界50か国語に翻訳され、映画化もされたという大ベストセラー作品ということなのですが、日本では1988年に一度出版されただけで絶版なのです。
「紅楼夢」以来、ひさしぶりに電車乗り過ごしそうになるくらい面白かったですけどねぇ、どうして日本ではヒットしなかったのでしょうか。
南インドのケララ州に住む漁師たちの生活が描かれ、当時(1950年ごろ)の、インドの漁村の文化や風習もうかがい知ることができる貴重な一冊だと思います。
本書、当初のインドでは、人が4人あつまると、この「えび」の話が始まるというくらいのベストセラーだったらしいです。
面白いですから、わかる気がしますが、日本人にはあまり受けないのですね。
そういえば、日本に入ってきているインド文学って圧倒的に少ない気がします。この作者の本ももっと読んでみたいのですが、、残念ながらなかなか見つけられません。

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2018年4月 5日 (木)

インド青年群像

著者 渡辺建夫 晶文社

ボンベイやカルカッタ、ゴアなど、インドの民宿のようなところに滞在して、街の労働者たちと会話をした記録は面白く、また、インドの文学や音楽、映画など、ちょっとマニアックな内容がとても興味深かったです。
本書でおもしろかったのが、同じ下宿の住人のひとりに困っているから貸してくれといわれて貸したのに、「ありがとう」もなく、貸した金を踏み倒しても顔を合わせても「すみません」もないというエピソードが出てきました。
他の人が書いたインドの話でもときどきこの「ありがとう」問題はでてくるのですが、インドでは「ありがとう」と「すみません」があまり使われないので、ヒンズー語の映画を見ていても、そういう場面だけ、英語になっているという記述が本書にあったので、やはり本当にそうなのかなぁ、、なんでもかんでも「すみません」と「どうも」という日本人とすごい対照的な国民なのだなぁと思いました。。
本書は1978年と、40年も前ですので、今のインドの様子とはまるで違うのかもしれませんが、農村などはあまり違わないのかもしれません。
この著者はどういう方なのだろうと、ネットで調べても略歴などが詳しいことが検索できませんでした。数冊の本をだしてはいるようなので、また他の本もよんでみたいと思います。

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